アフリカに必要とされている投資分野-「エネルギー」「水」

アイプランニングの佐々木愛です。

先日、インドネシアで開催されたアジア・アフリカ会議で安倍晋三首相がスピーチの中でアジア、アフリカは今は援助の対象ではなく「成長のパートナー」であると言われました。成長のパートナーとはビジネス・パートナーという意味ですね。

今後、アフリカが経済発展していくために、今必要とされている投資分野は何でしょうか?産業が発達して雇用が促進されて、人々の生活も向上していくという流れが成り立つわけですが、それには公共インフラが整備されないといけません。公共インフラの基礎の基礎と言えば「電力」と「水道」です。アフリカの都心部では電力・水道は整備されていますが、しょっちゅう停電してしまいます。断水もある。地方・田舎へ行けば、一般家庭で電気や飲料水へのアクセスが困難な地域は当たり前。

ガーナに行ったときのことですが、ホテルや商業ビルには必ずジェネレータ(発電機)室が設備されてあり、停電が起こるたびに発電がジェネレータに切り替わっていました。商業施設なら「電力」は発電機でカバーできるのですが、一般家庭だとそうもいきません。「水」、特に飲料水となるとペットボトルの水か袋入りピュアウォーターです。都心部には水道はありますが、ちょっと郊外に出ると家の傍に貯水タンクも見えました。雨水を貯めて使うこともあるでしょう。

送電線や水道を日本と同じように張り巡らすには相当のお金と時間がかかります。アフリカでは今都市化が進み、仕事を求めて、特に若者は地方から都市へ移動し、人口は都市に集中し、ますます都市化が進み、都心部では「電力」と「水」が慢性的に不足しています。公共インフラの整備はやはり都心部が満たされてから地方へと広がります。

【電力】

サブサハラ以南地域では、最近、太陽光・風力発電所の建設が相次ぎ、外国企業誘致による技術や民間資本の導入を活発化させています。ガーナでは英国Blue Energy社により、155メガワットの、アフリカ最大、世界では4番目に大きい太陽光発電所が建設されています。すでに部分的に発電が始まっており、2015年の終わりにはフル稼働する予定となっています。この発電所から10万戸以上に電力が供給されます。

それ以外では、例えば、弊社にくる案件では、太陽光発電でガーナ首都アクラの郊外の住宅地(3000戸~5000戸規模)に電力供給するプロジェクトもあります。こういう案件も外国企業にオファーを出しています。

電力供給が充分なされることは経済発展には不可欠で、アフリカは再生エネルギー事業の伸び代が大きい地域です。

【水】

開発途上国に井戸を作って飲料水を確保するプロジェクトについて聞いたことがあるかもしれませんが、私が関わっているガーナのワワシ村でも、井戸を作って欲しいという要望をされました。この村で食事をした後、帰国するまでずっとお腹を下してしまう経験をしました。それこそ料理に使われた「水」が原因でした。水源はあっても「飲料水」として利用できるかどうか、ここが鍵であります。

最近のニュースですが、「双日株式会社が日本企業として初めてアフリカ・サブサハラ地域で海水淡水化事業に参入」プラントが完工したとありました。

双日がリリースしている記事にも同プロジェクトについての詳細があります。

このプラントの完工式の様子の動画をガーナのマハマ大統領がフェイスブックに投稿されていましたのでシェアさせてもらいます。プラントのプレートを除幕した時に注意深く見るとプレートの右下に「Sojitz」と書いてありました。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中