ガーナ人の関心事・・・平和と安定

アイプランニングの佐々木愛です。先週末にブロガーからワードプレスに引越しをしました。初めてブログの引越しをやってみましたが、オンラインマニュアルを読みながら、どうにか出来ました!さて本題に入ります。

日本人には、ガーナはまだ馴染みの薄い国です。せいぜいチョコレートのGHANAがいいところでしょう。探してみるとガーナについてPRしている人はそれなりにいるのですが、日本ではまだ充分に情報が行きわたっていません。

ガーナの話をした時、ガーナについて初めて聞く人の関心事に「治安はどうなのか」ということがあります。アフリカには54ヶ国ありますが、その中ではかなり治安は良いです。政治も安定しています。多民族国家ではありますが、国内紛争もなく、非常に平和を尊ぶ国民性があります。ガーナ人自身もそれを誇りに思っている。先日、なるほどと思う調査結果の記事を発見しました。ガーナのメディア、デイリー・オンライン(ガーナ最大の新聞「Daily Graphic」のオンライン版)が読者に行ったサンプル調査です。2016年の関心事は何か?

2016ガーナ人関心事dailyonline

 

自分の感覚的にも、治安は良い方だと感じていましたが、私が出会ったガーナ人たちも「Ghana is a peaceful country!」と皆言っていたなと思いながら、この調査結果の記事を見て、私も納得しました。2人に1人は「平和と安定」と答えています。ガーナは周囲の国々と地続きなので、周囲の国々で紛争が起こっていたり、テロリストの脅威にさらされていたり、近隣国の不安定な政情から逃れてくる人々もいたりします。そんなことを肌で感じながら、自国が平和で安定した国家を保てていることは、彼らにとって誇りの1つになり得るのでしょう。ガーナに観光客を呼ぶにしても、海外からの開発援助(ODA)や投資家を招くにしても、平和と安定は活動するにあたり基本的な条件であるに違いありません。ガーナが西アフリカにおいてリーダー的な存在であり、安定した経済発展を遂げてきた理由の1つはそこにあると思います。先に進出している欧米諸国が西アフリカでは、先ずガーナに拠点を置くというのは理解できる話です。昨年の11月に日本の企業さんをガーナにお連れしましたが、その時にも、ガーナという国の治安や安定性を実際に感じていただくことが出来ました。

(調査結果の2番目以降については、また別の機会に書きたいと思います。)

「平和と安定」が好きという点は、日本人に似ていますね。アジアの中で日本が最初に高度成長を遂げ、周辺のアジア諸国がそれに倣って、経済成長を遂げて来ました。そして日本もその経済成長の手助けをして来ています。私はガーナという国が西アフリカで、アジアの日本のような存在になっていって欲しいし、なるべきだし、なれる可能性の高い国だと思っています。そしてガーナを倣って、西アフリカの周辺諸国がキャッチ・アップしてくる、そんなイメージを私は持っています。

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Labadi Beach in Accra, Ghana in November 2015